親指AFできない一眼エントリー機になんちゃってAFスイッチを追加する

 

AFボタンの実装されていないカメラ(Sony α65)にAFスイッチを追加しました。

これによりエントリーモデルでも親指AFができるようになりました。

 

目次 

 1.親指AFとは

 2.仕組み

 3.できたもの

 

1.親指AFとは

文字通り親指でオートフォーカスを発動することです。

下記リンク studio9様のエントリーによると

photo-studio9.com

  • たぶん3倍はピント合わせが楽になる
  • 動きが速い被写体の撮影に向いている(AF-Cとの相性が良い)
  • シャッター半押ししないので、人差し指がプルプルしない
  • メリットしかない

 上記エントリー中では、

AFボタン:無効

シャッターボタン半押し:AF発動

シャッターボタン全押し:シャッター

から

AFボタン:AF発動

シャッターボタン半押し:無効

シャッターボタン全押し:シャッター

となっており、AFロックが可能となってます。

 

しかし、今回使用する Sony α65では、

AFボタン:AF発動

シャッターボタン半押し:AF発動

シャッターボタン全押し:シャッター

 となってしまうため、AFボタンによるAFロックはできません。

(シャッターを切る際にAFボタンで合わせたピントが、シャッターボタン半押しによって変更される可能性がある)

ちなみに、α65にはAELボタンをAFロックとして使えるように設定変更できますが、これでは、AF-Cモードが使えません。

 

2.仕組み

ちょー簡単です。

イメージとしては、シャッターボタンの使えないリモートレリーズがボディにくっ付いた感じです。

リモートレリーズのポートを調べたところ画像の通りとなってました。

f:id:low_level:20150829212613j:plain

 

今回はAFだけが有効になればよいので、シャッターボタン半押しに相当するポートから線を引っ張ってきて、スイッチを追加するだけです。

モニターを閉じても干渉しない細身の電線にしました。

f:id:low_level:20150829212003j:plain

 こんだけ。

 これを、図中の真ん中(➖)と右(AF発動)の端子に接続します。

 

 

3.できたもの

f:id:low_level:20150829214445j:plain

  銀色の出っ張りが他のボタン群より浮いてる感じは否めませんがw

もっと薄くて黒くてかっこいいボタンにしたいなー


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追加したボタンでAF-Cが動作しました。

全てのAFモードを確認しました。

 

材料

 ・電線 400円くらい

 ・スイッチ 120円

 ・ちっこいコネクタ?  100円 

合計:620円

 全て金沢マルツで購入